水いぼ

水いぼ(伝染性軟属腫)について

水いぼ(伝染性軟属腫)は、ウイルス感染によって起こる皮膚の病気です。つるっとした小さないぼ状の発疹がみられ、主に乳幼児や小児に多く発症します。かゆみや痛みは少ないことが多いものの、掻いたり触ったりすることで数が増えたり、周囲に広がったりすることがあります。

水いぼの発症例
このような場合はご相談ください
  • 小さなつぶつぶが皮膚にできている
  • つるっとしたいぼが増えてきた
  • 掻いたあとに数が増えている
  • 兄弟や周囲に同じ症状の人がいる
  • なかなか治らず心配
  • 見た目が気になる

原因と感染のしくみ

水いぼは、水いぼウイルス(伝染性軟属腫ウイルス)による感染症です。

  • 皮膚への接触
    直接触れたり、タオルなどを共有することで感染します。
  • 掻き壊し
    掻くことでウイルスが広がり、別の部位に増えることがあります。
  • 皮膚のバリア低下
    湿疹や乾燥があると感染しやすくなります。

水いぼの対応

水いぼの治療方針は、年齢や症状の程度、数などを考慮して決定します。必ずしもすぐに処置が必要とは限らず、経過をみる場合もあります。

経過観察

症状が軽く、数が少ない場合には、自然に治るのを待つことがあります。

治療

  • 摘除術
    専用のピンセットで水いぼを1つずつ摘み取る、最も一般的な方法です
  • 液体窒素療法
    -196度の液体窒素でいぼを凍らせて除去します

外用薬(貼り薬)

スピール膏を細かく切って水いぼに貼る方法です。
手間と時間はかかりますが、かなり効果的な方法です。

自然に改善することはある?

水いぼは、体の免疫がウイルスに反応することで、時間とともに自然に消えていくことがあります。個人差はありますが、数か月から1年以上かかる場合もあります。

周囲への配慮について

水いぼは接触によってうつることがありますが、過度に制限する必要はありません。日常生活では次の点に注意しましょう。

  • タオルや衣類の共用を避ける
  • 掻き壊さないよう爪を短く整える
  • 患部を清潔に保つ

子どもでの注意点

水いぼは幼稚園や保育園、小学校などでみられることが多い疾患です。登園・登校やプール参加については、症状の程度に応じて相談しながら判断します。

日常生活での注意点

  • 掻いたり潰したりしない
  • 皮膚の乾燥を防ぐ
  • 入浴後は清潔なタオルを使う

水いぼは経過をみながら対応します

水いぼは自然に治ることも多い皮膚の感染症です。症状や生活状況に合わせて、無理のない対応を行います。不安な点があれば、お気軽にご相談ください。