赤ら顔
赤ら顔(酒さ)について
赤ら顔(酒さ)は、主に顔の中央部に赤みやほてりが現れる慢性的な皮膚の病気です。にきびや肌荒れと間違われることもありますが、原因や治療方法は異なります。症状はゆっくり進行することがあり、早めに適切な対応を行うことで、悪化を防ぐことが可能です。
このような場合はご相談ください
- 顔が赤くなりやすい
- ほてりやヒリヒリ感がある
- 赤みがなかなか引かない
- 頬や鼻の赤みが目立つ
- にきび治療で改善しなかった
- 刺激で症状が悪化する
赤ら顔(酒さ)の主なタイプ
紅斑毛細血管拡張型
顔の赤みが持続し、細い血管が目立つタイプです。ほてりやヒリヒリ感を伴うことがあります。
丘疹膿疱型
赤みのある部分に、ぶつぶつや膿をもった発疹が出るタイプです。にきびと間違われやすいのが特徴です。
鼻瘤型
鼻の皮膚が厚くなり、でこぼこした見た目になるタイプです。進行すると目立ちやすくなります。
眼型
目の充血や乾燥感、違和感など、目の症状が現れるタイプです。
原因と悪化させる要因
赤ら顔(酒さ)の明確な原因は分かっていませんが、いくつかの要因が関係していると考えられています。
- 皮膚の刺激
紫外線、温度変化、化粧品などの刺激で症状が悪化します。 - 生活習慣
飲酒、香辛料、ストレスなどが症状を強めることがあります。 - 皮膚のバリア機能低下
外からの刺激を受けやすい状態になります。
これらが重なることで、症状が持続・悪化することがあります。
赤ら顔(酒さ)の治療
赤ら顔(酒さ)は症状のタイプや程度に応じて、炎症や赤みを抑える治療を行います。
外用薬
保険治療としてロゼックス(メトロニタゾールという抗菌薬)を処方します。
「酒さ」の病名に対して、2022年5月より保険適用になりました。
内服薬
- ミノマイシン、ビブラマイシン、ロキシスロマイシンなどの抗菌薬
- イトラコナゾールなどの抗真菌薬
その他の治療
自費治療として、イベルメクチン(抗寄生虫作用や抗炎症作用)や、ロザリーブフェイスローション(ドクターズコスメ)もご用意しております。
スキンケア指導
治療とあわせて、皮膚への刺激を減らすケアが重要です。
- 低刺激な洗顔方法
- 保湿を中心としたスキンケア
- 刺激となる化粧品の見直し
日常のケアを継続することで、症状の安定につながります。
放置した場合に考えられること
赤ら顔(酒さ)を放置すると、赤みが慢性化したり、症状が進行することがあります。ぶつぶつや皮膚の厚みが目立つようになる場合もあるため、早めの対応が大切です。
日常生活での注意点
症状を悪化させないために、日常生活での工夫が重要です。
- 紫外線対策を行う
- 刺激の強いスキンケアを避ける
- 飲酒や香辛料を控えめにする
- 急激な温度変化を避ける
赤ら顔は早めの治療が大切です
赤ら顔(酒さ)は、体質や生活習慣が関係する慢性的な皮膚疾患です。適切な治療と日常ケアを行うことで、症状を落ち着かせることができます。気になる症状がある場合は、お早めにご相談ください。