刈谷駅直結。
専門医が叶えるあなたに寄り添い、
結果にこだわる医療。
泌尿器科
皮膚科
美容皮膚科
内科
刈谷駅直結
医療機器
特定検診可能
専門医
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AUGUST
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| 30休 | 31 |
※第2・第4日曜は診療しております
NEWS
おねしょ
夜間の尿漏れ
おねしょの悩み
寝ている間に尿が漏れてしまう、朝起きたときに気づく――このような「おねしょ」の症状に悩んでいませんか。子どもの頃の問題と思われがちですが、大人の女性でも起こることがあります。
一時的な体調変化で起こることもありますが、膀胱の働きや睡眠中の尿のコントロールが関係している場合もあります。原因を整理して考えることが大切です。
- 寝ている間に尿が漏れてしまう
- 朝起きてから気づくことがある
- 夜間に何度もトイレに起きる
- 日中も尿意を我慢しにくい
- 疲れていると起こりやすい
- 睡眠中の尿意に気づきにくい
- 人に相談しづらいと感じている
- 以前より症状が増えてきた
症状から考えられること
おねしょは、睡眠中に尿が十分に膀胱にためられなかったり、尿意を感じても目が覚めにくいことで起こることがあります。加齢や体調、生活習慣の変化が影響する場合もあります。
一時的なものと思って様子を見る方もいますが、繰り返す場合は膀胱の働きや神経の関与が考えられるため、原因を確認しておくことが安心につながります。
考えられる主な病気・状態
-
夜間多尿
夜間に作られる尿量が多く、膀胱にためきれなくなる状態です。 -
過活動膀胱
膀胱が過敏になり、睡眠中に尿意が起こることがあります。 -
神経因性膀胱
膀胱の神経の働きにより、尿のコントロールが難しくなることがあります。
夜間多尿
夜間多尿は、睡眠中に作られる尿の量が多くなり、膀胱にためられる量を超えてしまう状態です。夜間頻尿や、おねしょとして症状が現れることがあります。
夕方以降の水分摂取や生活習慣が影響する場合もあります。
状態を把握することで、対策を考えやすくなります。
当院で行う検査
夜間の排尿回数だけでなく、「夜に作られる尿の量が増えているのか」「膀胱の容量や刺激症状が関係しているのか」を整理するために、症状の出方と生活習慣を確認します。
寝る前の水分やアルコール、夕方以降のむくみ、眠りの状態なども影響するため、日中を含めた全体の流れを一緒に把握します。
- 夜間に何回トイレで起きるか、いつ頃から続いているか
- 寝る前の水分・カフェイン・アルコールの摂取状況
- 日中の排尿回数、尿意切迫感や残尿感の有無
- むくみ(夕方に足が張るなど)の有無
- 服用中のお薬の確認
必要に応じて尿検査を行い、感染や血尿などの異常がないかを確認します。
また、排尿日誌(何時にどれくらい出たか)をつけていただくことで、夜間多尿の傾向があるかをより正確に評価できます。
治療方法
原因のタイプ(夜間に尿量が増える/膀胱の刺激症状が強い/睡眠が浅いなど)に合わせて治療を選択します。
まずは生活習慣の調整で改善しやすい部分から整え、必要に応じてお薬を含めた治療を組み合わせます。
生活指導
- 夕方以降の水分・カフェイン・アルコールの摂り方の調整
- 就寝前の過度な水分摂取を避ける工夫
- 日中のむくみ対策(足の挙上など)の提案
- 夜間の冷えを避ける工夫
薬物療法
- 尿意切迫感や頻尿が強い場合の治療薬の検討
- 夜間の尿量増加が疑われる場合の治療方針の検討
- 服用中のお薬との兼ね合いを確認したうえで調整
症状の程度や背景によっては、追加の評価や治療が必要になることがあります。
その場合は状態を確認したうえで、今後の進め方をご説明します。
受診の目安
次のような状態が続く場合は、一度ご相談ください。
夜間多尿は生活習慣だけでなく、他の原因が重なっていることもあるため、早めに整理しておくと対策を立てやすくなります。
- 夜間に何度も起きてしまい、睡眠が途切れる
- 夜間頻尿が続き、日中の体調や生活に影響が出ている
- 急な尿意や尿漏れを伴うことがある
- むくみが強い、夕方以降に足が張りやすい
- 血尿、排尿時の痛み、発熱など気になる症状がある
-
夜間多尿が疑われる場合
夜間の尿量が多く、尿漏れが続く場合はご相談ください。
過活動膀胱
過活動膀胱は、膀胱が過敏になり、尿が十分に溜まっていなくても強い尿意を感じる状態です。突然トイレに行きたくなる、我慢しにくいといった症状が目立つことがあります。
頻尿が続くことで外出が不安になったり、夜間に何度も目が覚めて睡眠に影響するケースもあります。
生活の中で困りごとが増えている場合は、状態を確認しておくことが大切です。
当院で行う検査
まずは詳しい問診が中心になります。
- 症状の内容(頻尿・尿意切迫感・夜間頻尿など)
- いつ頃から続いているか
- 日常生活への影響
- 服用中のお薬の確認
そのうえで必要に応じて、
- 尿検査(感染や血尿の有無を確認)
- 残尿測定(排尿後に膀胱内に尿が残っていないか)
- 超音波検査(膀胱や腎臓、前立腺(男性のみ)の状態確認)
などを行うことがあります。
症状が強い場合や他の病気が疑われる場合は、CT、MRI、膀胱鏡などの追加検査を行うケースもあります。
治療方法
症状の程度や生活状況に合わせて組み合わせて行います。
生活指導
- 水分のとり方の調整
- カフェインやアルコールの控えめ
- 膀胱トレーニング
- 骨盤底筋体操
など、日常生活の見直しから始めることがあります。
薬物療法
抗コリン薬(膀胱の過剰な収縮を抑える薬)や、β3受容体作動薬(膀胱をゆるめて尿をためやすくする薬)を用いて治療を行います。
受診の目安
次のような場合は、一度受診をお勧めします。
- 急な尿意や頻尿が続いている
- 夜間に何度もトイレで目が覚める
- 外出が不安になるほど尿意が強い
- 我慢が難しく、生活に支障が出ている
- 市販薬や生活改善だけでは良くならない
「年齢のせいかな」と我慢される方も多いですが、早めに相談することで楽になるケースも少なくありません。
神経因性膀胱
神経因性膀胱は、排尿に関わる神経の働きが乱れることで、膀胱や尿道の連動がうまくいかなくなる状態です。尿が出にくい、出し切れない、残尿感が強いといった症状として現れることがあります。
体の状態や背景によって症状の出方はさまざまで、日によって波が出ることもあります。排尿のタイミングがつかみにくい、排尿に時間がかかると感じる場合は、原因を整理することが大切です。
放置すると残尿が増え、違和感や感染につながる場合もあるため、気になる変化が続く場合は早めの確認が安心です。
当院で行う検査
神経因性膀胱が疑われる場合は、まず症状の経過や生活への影響について詳しくお伺いします。排尿のしづらさや残尿感の有無、排尿にかかる時間などを確認し、現在の状態を整理します。
- 排尿の出にくさ・残尿感の有無
- 症状が出始めた時期
- 日常生活への影響
- 服用中のお薬の確認
必要に応じて尿検査や超音波検査を行い、残尿量や膀胱の状態を評価します。
背景にある病気や神経の影響が疑われる場合は、追加検査を検討することもあります。
治療方法
症状の程度や生活状況に合わせて治療方針を決定します。主に排尿をスムーズにするためのお薬を使用しながら、残尿が多い場合は経過を見つつ治療内容を調整します。
薬物療法
- 膀胱の過緊張を抑える薬(β3刺激薬や抗コリン薬)
- 排尿を助けるお薬(ジスチグミン臭化物)
- 残尿を減らす目的のお薬(α1遮断薬)
生活指導
- 排尿のタイミングを整える工夫
- 水分摂取のバランス調整
- 排尿姿勢や腹圧のかけ方の見直し
症状が強い場合や改善が乏しい場合には、より詳しい評価が必要となることがあり、その際は適切な医療機関をご案内します。
受診の目安
- 尿が出にくい、出るまで時間がかかる
- 排尿後もスッキリしない感じが続く
- 尿が途中で途切れる
- 頻繁にトイレに行きたくなる
- 残尿感や違和感が続く
こうした症状が続く場合は、早めにご相談ください。状態を確認することで、今後の対策を立てやすくなります。
-
神経因性膀胱が疑われる場合
尿が出にくい状態が続く、残尿感が強い、排尿に時間がかかる場合はご相談ください。 -
早めの受診が必要な場合
尿がほとんど出ない状態や、強い下腹部の張り・痛みを伴う場合は、早めの受診をおすすめします。
検診で潜血陽性を指摘された
検診で潜血陽性を指摘
尿の異常
健康診断や検診で「尿潜血陽性」と言われたものの、自覚症状がなく戸惑っていませんか。見た目には異常がなくても、尿検査で血液成分が検出されることがあります。
潜血陽性は一時的な変化で出ることもありますが、尿路や腎臓の病気が隠れている場合もあります。原因を確認しておくことが安心につながります。
- 検診で尿潜血陽性と言われた
- 自覚症状は特にない
- 尿の色は普段と変わらない
- 過去にも潜血を指摘されたことがある
- 疲れやすさやだるさを感じる
- 腰や背中に違和感がある
- 頻尿や排尿時の違和感がある
- 再検査を勧められている
症状から考えられること
尿潜血陽性は、肉眼では分からない程度の血液成分が尿に混じっている状態を指します。運動後や体調の影響で一時的に出ることもありますが、尿路や腎臓からの出血が原因となっている場合もあります。
痛みや不調がなくても、繰り返し指摘される場合や数値が改善しない場合は、詳しく調べておくことが大切です。
考えられる主な病気
-
尿路感染症(膀胱炎など)
炎症により、症状がなくても潜血が出ることがあります。 -
尿路結石
結石が尿路を刺激し、微量の出血が起こることがあります。 -
悪性腫瘍(尿管癌、膀胱癌・腎癌、前立腺癌など)
痛みを伴わず、潜血のみで見つかる場合があります。 -
膀胱がん
「痛みのない血尿(潜血)」が初期症状として現れることがある、膀胱の粘膜から発生するがんです。
尿路感染症(膀胱炎など)
尿路感染症は、細菌感染などにより膀胱や尿道に炎症が起こる病気です。血尿に加えて、排尿時の違和感や頻尿、残尿感などを伴うことがあります。
女性は尿道が短いため膀胱炎を起こしやすく、比較的軽症でも血尿が出る場合があります。
症状が軽く見えても、繰り返す場合は原因の確認が大切です。
当院で行う検査
症状の経過や生活への影響について詳しくお伺いします。
排尿時の痛みや違和感、頻尿、残尿感、血尿の有無などを確認します。
必要に応じて、
- 尿検査(細菌や血尿の有無を確認)
- 尿培養検査(原因となる菌の特定)
- 超音波検査(膀胱や腎臓の状態確認)
を行い、炎症の程度や他の疾患がないかを評価します。
症状を繰り返している場合は、背景にある原因についても確認します。
治療方法
原因となる細菌に対して抗菌薬による治療を行い、症状に応じて痛みや不快感を和らげるお薬を使用することもあります。
あわせて、水分のとり方や排尿を我慢しないことなど、日常生活の中で気をつけていただきたい点についてもご説明します。
症状が軽く見える場合でも、途中で内服を中止すると再発の原因になることがあるため、処方されたお薬は指示された期間、最後まで服用することが大切です。
経過をみながら治療を進め、発熱を伴う場合や症状が長引く場合などには、必要に応じて専門医療機関と連携して対応します。
受診の目安
次のような症状がみられる場合は、早めの受診をおすすめします。
- 排尿時の痛みや違和感がある
- トイレが近い、残尿感が続く
- 尿が濁る、血が混じる
- 下腹部の痛みがある
- 発熱や背中の痛みを伴う
特に、発熱や腰・背中の痛みを伴う場合は、腎臓まで感染が広がっている可能性もあります。
症状が軽く見えても、繰り返す場合は原因の確認が重要です。
-
尿路感染症が疑われる場合
血尿とともに排尿時の違和感や頻尿がある場合はご相談ください。
尿路結石
尿路結石は、腎臓や尿管、膀胱にできた結石が尿路を刺激・損傷することで血尿が出る病気です。
強い腰や背中の痛みを伴うこともあれば、痛みがほとんどなく血尿だけが見つかるケースもあります。
結石の位置や大きさによって症状の出方が異なります。
当院で行う検査
症状の経過や痛みの有無について詳しくお伺いします。
腰や背中の痛み、血尿の有無、排尿時の違和感などを確認します。
- 尿検査(血尿や感染の有無を確認)
- 超音波検査(腎臓・尿管・膀胱の状態確認)
- 腹部レントゲン検査(結石の位置を確認)
結石の正確な大きさ、位置を確認する場合、また同時に発熱がある場合にはCT検査を追加します。
治療方法
結石の大きさや症状に応じて治療を行います。
結石が、小さい場合は1日2リットル以上の水分摂取、α1遮断薬(尿管を広げる)、結石溶解作用のあるウラジロガシエキス(ウロカルン)、漢方(猪苓散)などの内服で経過観察していきます。
痛みが強い場合は、鎮痛剤を処方し痛みを和らげます。
結石が大きく排出されにくい場合は、体外衝撃波破砕術や経尿道的尿管結石破砕術が必要となるため、専門医療機関にご紹介をさせていただきます。
受診の目安
次のような症状がみられる場合は、早めの受診をおすすめします。
- 腰や背中に強い痛みがある
- 尿に血が混じる
- 排尿時に違和感がある
- 吐き気や発熱を伴う
- 痛みが繰り返し起こる
結石の大きさや場所によって症状が変わりますので、気になることがあれば早めにご相談ください。
悪性腫瘍
(尿管癌、膀胱癌、腎癌、前立腺癌(男性のみ)など)
膀胱癌や腎臓癌などの悪性腫瘍では、痛みなどの自覚症状はほとんどなく、血尿がきっかけで見つかることが多いです。
早期発見のためにも、血尿が出たら年齢のせい、体調が悪いからと放置せず必ず泌尿器科を受診ください。
当院で行う検査
症状の経過や血尿の有無について詳しくお伺いします。
痛みを伴わない血尿、排尿時の違和感、腰や背中の違和感などを確認します。
必要に応じて、
- 尿検査(血尿や異常細胞の有無を確認)
- 超音波検査(腎臓・膀胱の状態確認)
- CTやMRIなどの画像検査
- 膀胱鏡検査
- 男性の場合、PSA(前立腺癌マーカー)
をチェックします。
こちらの検査から異常が疑われる場合は、速やかに専門医療機関にご紹介させていただきます。
治療方法
当院では、検査結果をもとに治療方針を検討いたします。
当院で治療が困難と判断される場合や、精密検査や専門的な治療や手術が必要とされる場合には、速やかに適切な医療機関へご紹介します。
受診の目安
次のような症状がみられる場合は、早めの受診をおすすめします。
- 痛みを伴わない血尿がある
- 血尿を繰り返している
- 排尿時の違和感が続く
- 腰や背中に違和感がある
- 原因不明の体重減少や倦怠感がある
癌による血尿は、他に痛みなどの自覚症状がなく血尿だけがきっかけで見つかることがほとんどです。
血尿が見られれば放置せず、必ず泌尿器科を受診ください。
-
原因不明の血尿がある場合
痛みがなくても血尿が続く場合は一度ご相談ください。
膀胱がん
膀胱がんは、膀胱の内側の粘膜から発生するがんです。初期症状は「痛みなどの症状を伴わない血尿」が多く、健康診断での潜血陽性をきっかけに発見されることもあります。
当院で行う検査
- 問診(血尿の有無、排尿痛の有無、喫煙歴)
- 尿検査・尿細胞診
- 超音波検査
- 膀胱鏡検査
- CT・MRI検査(必要に応じて近隣の総合医療機関にご紹介)
治療方法
- TURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)
- 膀胱内注入療法(抗がん剤やBCGを膀胱内に直接注入)
受診の目安
- 健康診断で何度も「潜血(血尿)」を指摘される
- 痛みはないが血尿が出たことがある
まとめ
尿潜血陽性は、自覚症状がなくても尿路や腎臓の病気が隠れている可能性があります。検診で指摘された場合は、安心のためにも泌尿器科での確認をご検討ください。
性器のかゆみ/できもの/膿が出る
性器のかゆみ・できもの
膿がでる症状
性器のかゆみが続く、できものがある、膿のような分泌物が出る――
このような症状に悩んでいませんか。デリケートな部位のため、受診をためらってしまう方も少なくありません。
しかし、性器周辺の症状は、感染症や炎症などが関係していることがあります。早めに状態を確認することで、悪化を防ぐことにつながります。
- 性器にかゆみがある
- 赤みや腫れが気になる
- できものやしこりがある
- 膿のような分泌物が出る
- においが気になる
- 排尿時に違和感がある
考えられる主な病気
外陰炎・膣炎
外陰炎や膣炎は、細菌や真菌などによって外陰部や膣に炎症が起こる状態です。かゆみや赤み、分泌物の増加や変化として症状が現れることがあります。
下着の蒸れや体調の変化をきっかけに起こることもあり、再発を繰り返す方もいます。
症状の原因を確認し、適切に対応することが大切です。
当院で行う検査
症状の経過や気になる変化について詳しくお伺いし、外陰部や腟の状態を確認します。
- 症状の内容(かゆみ・痛み・しみる感じ・分泌物の変化など)
- いつ頃から続いているか
- 再発の有無、これまでの治療歴
- 日常生活への影響
- 服用中のお薬の確認
診察で炎症の程度や分泌物の状態を確認し、必要に応じて検体を採取して原因の確認を行います。
排尿時のしみる感じや尿の違和感がある場合には、尿検査を併せて行うこともあります。
これらの結果をもとに、炎症の原因や状態を総合的に判断し、治療方針を決定します。
治療方法
症状の原因や程度、再発の有無などを確認したうえで、適切な治療を選択します。
薬物療法
- 炎症の原因に応じた外用薬(軟膏・腟錠など)
- 必要に応じて内服薬の使用
炎症やかゆみ、違和感を抑え、症状の改善を目的とした治療です。
生活指導
- 患部を清潔に保つためのケア方法
- 刺激を避ける下着や洗浄方法の工夫
治療とあわせて日常生活を見直すことで、再発予防につながることがあります。
経過をみながらの対応
症状が繰り返す場合や改善が十分でない場合には、原因を再確認したうえで治療内容を調整します。
受診の目安
次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
- 外陰部のかゆみや痛みが続いている
- 分泌物の量や色、においに変化がある
- 排尿時にしみる感じがある
- 市販薬を使っても改善しない
- 同じ症状を繰り返している
症状が軽く感じられても、炎症が続いていることがあります。
気になる変化がある場合は、早めにご相談ください。
-
外陰炎・膣炎が疑われる場合
かゆみや分泌物の異常が続く場合はご相談ください。
性感染症
性感染症では、性器のかゆみやできもの、膿のような分泌物などが症状として現れることがあります。自覚症状が軽い場合もあります。
放置すると症状が進行したり、他の合併症につながることもあるため注意が必要です。
心当たりがある場合や症状が続く場合は、早めの確認が大切です。
当院で行う検査
症状の内容や経過について詳しくお伺いしたうえで、必要な検査を行います。
自覚症状が軽い場合でも、感染が隠れていることがあるため、状況に応じた確認が大切です。
- 症状の内容(かゆみ・痛み・分泌物の変化・できものなど)
- いつ頃から症状があるか
- 症状が出たり治まったりしていないか
- 直近の体調変化や気になるきっかけ
- 服用中のお薬の確認
診察では外陰部や腟の状態を確認し、必要に応じて分泌物や検体を採取して原因の特定を行います。
症状や経過によっては、尿検査や血液検査を組み合わせて評価することもあります。
治療方法
検査結果や症状の程度を踏まえ、原因となっている感染症に応じた治療を行います。
薬物療法
- 原因に応じた内服薬や外用薬の使用
- 必要に応じて腟剤などを併用
感染の種類によって治療内容や期間が異なるため、指示された方法で治療を続けることが重要です。
生活上の注意
- 治療期間中の過ごし方についての説明
- 再感染や感染拡大を防ぐための注意点
症状が改善しても治療を途中で中断せず、必要な期間はしっかりと治療を行います。
受診の目安
次のような場合は、早めの受診をご検討ください。
- 性器のかゆみや痛み、違和感がある
- 分泌物の量や性状に変化がある
- できものや腫れが気になる
- 症状は軽いが心当たりがある
- 症状が続く、または繰り返している
性感染症は自覚症状が乏しいこともあり、放置すると症状が進行したり、他の合併症につながることがあります。
気になる点がある場合は、早めにご相談ください。
-
性感染症が疑われる場合
できものや膿が出る、症状が続く場合はご相談ください。
尿が漏れる
尿が漏れる
尿失禁の悩み
咳やくしゃみをしたときに尿が漏れる、急に強い尿意を感じて間に合わない――
このような尿漏れの症状に悩んでいませんか。年齢や体質のせいと思って我慢している方も少なくありません。
尿漏れは女性に多いお悩みの一つで、膀胱の働きや骨盤底の状態が関係していることがあります。
- 咳やくしゃみで尿が漏れる
- 急に尿意を感じて間に合わない
- 外出時に尿漏れが不安
- 出産後から症状が気になる
- 年齢とともに尿トラブルが増えた
考えられる主な病気・状態
-
腹圧性尿失禁
咳やくしゃみ、動作の拍子に尿が漏れるタイプです。 -
切迫性尿失禁(過活動膀胱)
急な尿意とともに尿が漏れることがあります。 -
神経因性膀胱
膀胱の神経の働きにより、尿がうまく出し切れない状態です。
腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁は、咳やくしゃみ、笑ったとき、重い物を持ったときなど、お腹に力が入った拍子に尿が漏れる状態です。骨盤底の筋肉の支えが弱くなることで起こります。
出産や加齢をきっかけに症状が出る方も多く、少量の尿漏れとして始まることがあります。
成人女性の10~40%が腹圧性尿失禁になると言われています。
当院で行う検査
まずは、尿漏れの量や回数、出産歴や月経の状態、既往歴などを詳しくお伺いします。
また骨盤臓器脱(膀胱や子宮などの臓器が膣から出てくること)がないかチェックします。
検査としては
- 尿検査
- 残尿測定
- 超音波検査(形態的な異常の有無)
を施行します。
治療方法
- 生活指導
体重を減らす、禁煙、刺激物の摂取を制限する、便秘治療など - 骨盤底筋訓練
いわゆる骨盤底筋の”筋トレ”。
必要な時は超音波を用いて筋肉の動きを確認します。 - 内服治療
β2受容体作動薬である、クレーンブテロール - 膣ハイフ
自費治療にはなりますが、2回で7~8割の方が実感して頂いております。 - 中部尿道スリング術(TVT、TOT術)
上記の治療で効果不十分の場合は、手術も選択肢の1つです。その場合は専門医療機関に紹介いたします。
受診の目安
腹圧性尿失禁は、早めに治療介入することが生活の質を上げます。我慢せずいつでもご相談ください。
切迫性尿失禁
(過活動膀胱)
切迫性尿失禁は、突然強い尿意を感じ、トイレまで我慢できずに尿が漏れてしまう状態です。過活動膀胱の症状の一つとして現れることがあります。
頻尿や夜間頻尿を伴うことも多く、外出や睡眠に影響が出る場合があります。
当院で行う検査
まずは、問診で他の尿トラブル、既往歴、依存疾患、内服歴などを確認します。
症状の程度をスコア化した過活動膀胱症状スコア(OABSS)も使用します。
また骨盤臓器脱(膀胱や子宮などの臓器が膣から出てくる事)がないかチェックします。
検査としては
- 尿検査
- 残尿測定
- 超音波検査(形態的な異常の有無)
を施行します。
治療方法
- 生活指導
禁煙、減量、水分、塩分、カフェインの過剰摂取の回避、便秘改善など。 - 膀胱訓練
尿意を感じてもすぐにトイレに行かず、我慢すること。自覚症状が70%から90%改善するという報告もあります。 - 骨盤底筋訓練
いわゆる骨盤底筋の”筋トレ”
必要な時は超音波を用いて筋肉の動きを確認します。これも1週間で80%改善するという報告もあります。 - 内服治療
β3受容体作動薬や抗コリン薬、基本は単独ですが、症状が強い場合は併用します。 - 仙骨神経刺激療法(SNM)やA型ボツリヌス毒素、膀胱壁内注入療法等のご希望がございましたら、専門医療機関へご紹介させていただきます。
受診の目安
次のような症状がある場合は、一度ご相談ください。
- 急に強い尿意が起こり我慢しづらい
- トイレに間に合わないことがある
- 頻尿や夜間頻尿で生活に支障が出ている
切迫性尿失禁は、適切な治療で症状が軽減します。早めにご相談ください。
神経因性膀胱
神経因性膀胱は、排尿に関わる神経の働きが乱れることで、膀胱や尿道の連動がうまくいかなくなる状態です。尿が出にくい、出し切れない、残尿感が強いといった症状として現れることがあります。
体の状態や背景によって症状の出方はさまざまで、日によって波が出ることもあります。排尿のタイミングがつかみにくい、排尿に時間がかかると感じる場合は、原因を整理することが大切です。
放置すると残尿が増え、違和感や感染につながる場合もあるため、気になる変化が続く場合は早めの確認が安心です。
当院で行う検査
神経因性膀胱が疑われる場合は、まず症状の経過や生活への影響について詳しくお伺いします。排尿のしづらさや残尿感の有無、排尿にかかる時間などを確認し、現在の状態を整理します。
- 排尿の出にくさ・残尿感の有無
- 症状が出始めた時期
- 日常生活への影響
- 服用中のお薬の確認
必要に応じて尿検査や超音波検査を行い、残尿量や膀胱の状態を評価します。
背景にある病気や神経の影響が疑われる場合は、追加検査を検討することもあります。
治療方法
症状の程度や生活状況に合わせて治療方針を決定します。主に排尿をスムーズにするためのお薬を使用しながら、残尿が多い場合は経過を見つつ治療内容を調整します。
薬物療法
- 膀胱の過緊張を抑える薬(β3刺激薬や抗コリン薬)
- 排尿を助けるお薬(ジスチグミン臭化物)
- 残尿を減らす目的のお薬(α1遮断薬)
生活指導
- 排尿のタイミングを整える工夫
- 水分摂取のバランス調整
- 排尿姿勢や腹圧のかけ方の見直し
症状が強い場合や改善が乏しい場合には、より詳しい評価が必要となることがあり、その際は適切な医療機関をご案内します。
受診の目安
- 尿が出にくい、出るまで時間がかかる
- 排尿後もスッキリしない感じが続く
- 尿が途中で途切れる
- 頻繁にトイレに行きたくなる
- 残尿感や違和感が続く
こうした症状が続く場合は、早めにご相談ください。状態を確認することで、今後の対策を立てやすくなります。
-
神経因性膀胱が疑われる場合
尿が出にくい状態が続く、残尿感が強い、排尿に時間がかかる場合はご相談ください。 -
早めの受診が必要な場合
尿がほとんど出ない状態や、強い下腹部の張り・痛みを伴う場合は、早めの受診をおすすめします。
排尿時に痛む
排尿時に痛む
ヒリヒリ・しみる感覚
トイレで尿を出すときにヒリヒリする、しみるような痛みがある――このような症状に心当たりはありませんか。排尿時の痛みは一時的な刺激と思われがちですが、尿路や性器の炎症が関係していることがあります。
痛みが続く場合や、頻尿・違和感を伴う場合は、原因を確認しておくことが大切です。
- 排尿時にヒリヒリと痛む
- 尿がしみる感じがする
- 排尿後も違和感が残る
- 頻尿を伴っている
- 下腹部に違和感がある
- 尿のにおいや濁りが気になる
- 性器周辺にかゆみや痛みがある
- 症状が何日も続いている
症状から考えられること
排尿時の痛みは、尿道や膀胱の粘膜が刺激されたり、炎症を起こしているサインとして現れることがあります。軽い違和感から強い痛みまで、症状の程度はさまざまです。
一時的に改善しても再発する場合や、他の症状を伴う場合は、原因を整理しておくことが安心につながります。
考えられる主な病気
-
膀胱炎
(尿路感染症)
炎症により排尿時の痛みや違和感が出ることがあります。 -
尿道炎
尿道の炎症により、排尿時に強いしみる痛みを感じることがあります。 -
GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)
閉経によるホルモン減少が原因。性交痛や排尿痛を伴うことがあります。 -
MUFS(筋膜性頻尿症候群)/ MPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)
骨盤周りの筋肉の硬直が原因で、慢性膀胱炎と誤診されることも多い状態です。
膀胱炎
(尿路感染症)
膀胱炎は、細菌感染などにより膀胱に炎症が起こる状態です。トイレが近い、残尿感がある、排尿時に違和感があるといった症状が出ることがあります。
女性は尿道が短いことなどから膀胱炎が起こりやすいとされ、繰り返す方もいます。
放置すると症状が長引くことがあるため、早めの確認が大切です。
当院で行う検査
まずは症状について詳しくお伺いします。
- 排尿時の痛みや違和感の有無
- 頻尿、残尿感、血尿の有無
- 発熱や腰の痛みがないか
そのうえで、
- 尿検査(細菌・白血球・血尿の有無を確認)
を行い、膀胱炎の可能性を判断します。
症状が強い場合や繰り返している場合には、
- 尿培養検査(原因菌の特定)
- 超音波検査
- GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)を疑い、膣PHを測定
などを追加することもあります。
治療方法
主にお薬による治療が中心です。
- 抗菌薬
- 痛みが強い場合は鎮痛薬
を症状に合わせて処方します。
あわせて、
- 水分をしっかりとる
- 尿を我慢しない
- 体を冷やさない
などの生活上の注意をお伝えすることもあります。
多くの場合、数日〜1週間程度で症状は軽くなりますが、自己判断で服薬を中止せず、処方された期間は最後まで内服することが大切です。
またGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)が疑われる場合、エストロゲン膣錠、陰部の保湿、膣レーザー(膣ハイフ)で治療を行います。
受診の目安
次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
- 排尿時の痛みや違和感がある
- トイレが近い、残尿感が続く
- 尿が濁る、血が混じる
- 下腹部の痛みがある
- 発熱や背中の痛みを伴う
特に、発熱や腰の痛みがある場合は腎臓まで感染が広がっている可能性もあるため、早めの確認が重要です。
-
早めの受診が必要な場合
発熱や腰の痛みを伴う場合は、早めの受診をお勧めします
尿道炎
尿道炎は、尿道に炎症が起こることで排尿時にしみるような痛みや灼熱感が出る病気です。膀胱炎と似た症状が出ることがあります。
排尿の始めや終わりに痛みを感じやすく、違和感が長引く場合もあります。
当院で行う検査
まずは症状について詳しくお伺いします。
- 排尿時の痛みや違和感の有無
- 頻尿、残尿感、血尿の有無
- 発熱や腰の痛みがないか
そのうえで、
- 尿検査(細菌・白血球・血尿の有無を確認)
を行い、膀胱炎の可能性を判断します。
症状が強い場合や繰り返している場合には、
- 尿培養検査(原因菌の特定)
- 超音波検査
などを追加することもあります。
治療方法
主にお薬による治療が中心です。
- 抗菌薬
- 痛みが強い場合は鎮痛薬
を症状に合わせて処方します。
あわせて、
- 水分をしっかりとる
- 尿を我慢しない
- 体を冷やさない
などの生活上の注意をお伝えすることもあります。
多くの場合、数日〜1週間程度で症状は軽くなりますが、自己判断で服薬を中止せず、処方された期間は最後まで内服することが大切です。
受診の目安
次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
- 排尿時の痛みや違和感がある
- トイレが近い、残尿感が続く
- 尿が濁る、血が混じる
- 下腹部の痛みがある
- 発熱や背中の痛みを伴う
特に、発熱や腰の痛みがある場合は腎臓まで感染が広がっている可能性もあるため、早めの確認が重要です。
GSM
(閉経関連泌尿生殖器症候群)
閉経に伴う女性ホルモンの減少により、デリケートゾーンや泌尿器に乾燥・萎縮が起こり、性交痛や排尿時の痛みなどの症状が現れる状態です。
当院で行う検査
まずは詳しい問診が中心になります。
- 症状の内容(乾燥感、かゆみ、性交時の痛み、排尿痛など)
- いつ頃から続いているか
そのうえで必要に応じて、
- 視診(外陰部や腟粘膜の状態を確認)
- 内診・膣pH検査(必要に応じて)
治療方法
- 局所エストロゲン療法(腟錠や塗り薬)
- 保湿剤・潤滑剤
- レーザー治療(yoniHIFU)(自費診療)
受診の目安
- デリケートゾーンの乾燥、かゆみ、ヒリヒリ感が続いている
- 性交時の痛みがあり、つらい
MUFS
(筋膜性頻尿症候群)/
MPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)
頻尿や残尿感がありながら、検査をしても膀胱や前立腺に異常が見つからない場合、骨盤周りの筋肉や筋膜の硬直が原因となっている可能性があります。これを「MUFS(筋膜性頻尿症候群)」または「MPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)」と呼びます。
近年になって解明が進んできていますが、今でも慢性前立腺炎や慢性膀胱炎などと言われ、適切な治療がされていない患者様は多くいらっしゃいます。
当院で行う検査
まずは詳しい問診に加え、筋肉の状態を確認することが重要になります。
- 症状の内容(頻尿、残尿感、下腹部や会陰部の違和感・鈍痛など)
- 生活習慣(デスクワークの長さ、運動習慣、ストレスの有無)
- 過去の治療歴(お薬の効果があったかどうか)
そのうえで必要に応じて、
- 触診(骨盤周りの筋肉(下腹部、内もも、臀部など)にトリガーポイントがないかを確認)
- 尿検査・超音波検査(膀胱炎や結石、癌など他の病気が隠れていないかを除外)
- 残尿測定(実際に尿が残っているのか、感覚的なものかを客観的に判断)
症状が強い場合や他の病気が疑われる場合は、CT、MRIなどの追加検査を行うケースもあります。
治療方法
筋肉の緊張をほぐし、神経の過敏を抑えるアプローチを組み合わせて行います。
理学療法・ストレッチ
- 骨盤底筋の弛緩トレーニング(鍛えるのではなく「緩める」練習)
- 股関節・臀部のストレッチ(筋膜のこわばりを解消)
生活指導
- 長時間のデスクワークや同一姿勢の改善(こまめに動く)
- 冷え対策(入浴による温熱効果)
- ストレス管理(リラクゼーション)
薬物療法・その他
- 筋弛緩薬(ボトックスにより筋肉の過剰な緊張を和らげます)(自費治療)
- 漢方薬(血流改善・内臓の過敏を抑える処方)
- 鎮痛薬(痛みや違和感が強い場合に一時的に併用)
- 筋膜リリース(生理食塩水により筋膜をはがす)(自費治療)
受診の目安
次のような場合は、筋肉や筋膜に原因があるかもしれません。
- 尿検査や一般的な頻尿の薬で改善が見られない
- 座りっぱなしの仕事が多く、腰痛や股関節の硬さを感じている
- 朝よりも、夕方や疲れが溜まった時に症状が強くなる
- 下腹部や股関節周りを押すと、じわっと響くような痛みや尿意を感じる
- 病院で「異常なし」と言われたが、不快な症状が続いている
MUFS/MPPSは適切なリラクゼーションと治療で改善が可能な病態です。気になる症状があれば、まずはお話をお聞かせください。
まとめ
排尿時の痛みは、膀胱や尿道だけでなく、周囲の炎症が原因となっている場合もあります。症状が続く場合は、自己判断せず泌尿器科での確認をご検討ください。
背中の痛み
背中の痛み
腰・脇腹の違和感
背中や腰、脇腹あたりが痛む――このような症状に心当たりはありませんか。筋肉痛や姿勢の影響と思って様子を見る方もいますが、痛みの場所や出方によっては泌尿器の病気が関係していることがあります。
特に片側の腰や背中に痛みが出る、痛みが波のように強くなったり弱くなったりする、発熱を伴うといった場合は、原因を確認しておくことが大切です。
- 背中や腰が痛む
- 脇腹あたりに痛みがある
- 片側だけ痛いことが多い
- 痛みが波のように強くなったり弱くなったりする
- 排尿時の違和感がある
- 尿が濁る・血が混じることがある
- 発熱や寒気を伴う
- 吐き気が出ることがある
症状から考えられること
背中や腰、脇腹の痛みは、腎臓や尿管など上部尿路のトラブルで起こることがあります。尿路が刺激されたり、炎症が起きたりすると、背中側の痛みとして現れることがあります。
強い痛みだけでなく、鈍い痛みや違和感として続く場合もあります。発熱や尿の異常を伴う場合は、早めの確認が安心につながります。
考えられる主な病気
-
尿路結石
結石が尿管を刺激し、背中や脇腹の強い痛みとして現れることがあります。 -
腎盂腎炎(尿路感染症)
発熱やだるさを伴い、背中の痛みが出ることがあります。
尿路結石
尿路結石は、腎臓や尿管、膀胱にできた結石が尿路を刺激・損傷することで血尿が出る病気です。
強い腰や背中の痛みを伴うこともあれば、痛みがほとんどなく血尿だけが見つかるケースもあります。
結石の位置や大きさによって症状の出方が異なります。
当院で行う検査
症状の経過や痛みの有無について詳しくお伺いします。
腰や背中の痛み、血尿の有無、排尿時の違和感などを確認します。
- 尿検査(血尿や感染の有無を確認)
- 超音波検査(腎臓・尿管・膀胱の状態確認)
- 腹部レントゲン検査(結石の位置を確認)
結石の正確な大きさ、位置を確認する場合、また同時に発熱がある場合にはCT検査を追加します。
治療方法
結石の大きさや症状に応じて治療を行います。
結石が、小さい場合は1日2リットル以上の水分摂取、α1遮断薬(尿管を広げる)、結石溶解作用のあるウラジロガシエキス(ウロカルン)、漢方(猪苓散)などの内服で経過観察していきます。
痛みが強い場合は、鎮痛剤を処方し痛みを和らげます。
結石が大きく排出されにくい場合は、体外衝撃波破砕術や経尿道的尿管結石破砕術が必要となるため、専門医療機関にご紹介をさせていただきます。
受診の目安
次のような症状がみられる場合は、早めの受診をおすすめします。
- 腰や背中に強い痛みがある
- 尿に血が混じる
- 排尿時に違和感がある
- 吐き気や発熱を伴う
- 痛みが繰り返し起こる
結石の大きさや場所によって症状が変わりますので、気になることがあれば早めにご相談ください。
腎盂腎炎(尿路感染症)
腎盂腎炎は、膀胱炎などの尿路感染が腎臓側へ広がることで起こる炎症です。背中や腰の痛みに加えて、発熱、寒気、だるさなど全身症状を伴うことがあります。
排尿時の違和感や頻尿、尿の濁りなどが先に出て、その後に背中の痛みや発熱が現れる場合もあります。
体調が急に悪化することもあるため、症状が疑われる場合は早めの受診が大切です。
当院で行う検査
症状の経過や発熱・背中の痛みの有無について詳しくお伺いし、尿や腎臓の状態を確認します。
膀胱炎から腎臓へ感染が広がっている可能性もあるため、全身状態も含めて評価します。
- 発熱や寒気、だるさの有無
- 背中や腰の痛みの有無
- 排尿時の違和感、頻尿、尿の濁り
- 症状が出始めた時期や経過
- 尿検査(細菌・白血球・血尿の確認)
- 必要に応じて血液検査
- 超音波検査(腎臓・尿路の状態確認)
治療方法
腎盂腎炎は全身症状を伴うことが多いため、状態を確認しながら早めに治療を開始します。
状態に応じた対応
- 抗菌薬(内服、点滴)による感染症治療
- 解熱鎮痛剤
- 脱水予防のための点滴加療
症状が軽い場合は抗菌薬点滴、内服治療で経過を見ることもありますが、炎症が強い場合、全身状態が不良の場合は、入院が必要なため、専門医療機関へ速やかにご紹介させていただきます。
受診の目安
次のような症状がみられる場合は、早めの受診をおすすめします。
- 38度以上の発熱や寒気がある
- 背中や腰に強い痛みがある
- 排尿時の痛みや尿の濁りが続く
- だるさが強く、食欲が低下している
- 膀胱炎症状のあとに発熱が出てきた
体調が急に悪化することもあるため、気になる症状がある場合は早めにご相談ください。
まとめ
背中や腰、脇腹の痛みは、結石や感染症など泌尿器の病気が関係していることがあります。痛みが強い、繰り返す、発熱や尿の異常を伴う場合は、泌尿器科で一度確認しておくと安心です。
尿に血が混じる
尿に血が混じる
血尿の悩み
尿が赤く見える、ピンク色や茶色っぽい尿が出た――
このような変化に気づいたことはありませんか。
尿に血が混じる症状は、はっきりと色の変化が分かる場合もあれば、検査で初めて指摘されることもあります。
一時的なものと思って様子を見てしまう方もいますが、血尿の背景には膀胱や腎臓などの尿路の病気が隠れている事が多いです。放置せず必ず、原因を調べる事が大切です。
- 尿の色が赤い、ピンク色に見える
- 血尿が出たり出なかったりする
- 健康診断で血尿を指摘された
- 下腹部や腰に違和感がある
- 発熱やだるさを伴うことがある
症状から考えられること
尿に血が混じる症状は、膀胱や尿管、腎臓など尿の通り道のどこかでトラブルが起きているサインとして現れます。痛みを伴う場合もあれば、伴わない場合もあり様々です。血尿は必ず原因を調べる必要がございます。
考えられる主な病気
-
尿路感染症(膀胱炎など)
炎症により血尿や排尿時の違和感が出ることがあります。 -
尿路結石
尿路を傷つけることで血尿が出ることがあります。 -
悪性腫瘍(尿管癌、膀胱癌・腎癌、前立腺癌など)
痛みを伴わない血尿として現れることがあります。 -
膀胱がん
「痛みのない血尿」が初期症状として現れることがある、膀胱の粘膜から発生するがんです。 -
薬剤による血尿
特定のお薬の副作用で尿路粘膜が傷つき、尿に血が混じることがあります。 -
糸球体性血尿
腎臓の「糸球体」の障害により、赤血球が尿に漏れ出す状態です。IgA腎症などが原因です。
尿路感染症(膀胱炎など)
尿路感染症は、細菌感染などにより膀胱や尿道に炎症が起こる病気です。血尿に加えて、排尿時の違和感や頻尿、残尿感などを伴うことがあります。
女性は尿道が短いため膀胱炎を起こしやすく、比較的軽症でも血尿が出る場合があります。
症状が軽く見えても、繰り返す場合は原因の確認が大切です。
当院で行う検査
症状の経過や生活への影響について詳しくお伺いします。
排尿時の痛みや違和感、頻尿、残尿感、血尿の有無などを確認します。
必要に応じて、
- 尿検査(細菌や血尿の有無を確認)
- 尿培養検査(原因となる菌の特定)
- 超音波検査(膀胱や腎臓の状態確認)
を行い、炎症の程度や他の疾患がないかを評価します。
症状を繰り返している場合は、背景にある原因についても確認します。
治療方法
原因となる細菌に対して抗菌薬による治療を行い、症状に応じて痛みや不快感を和らげるお薬を使用することもあります。
あわせて、水分のとり方や排尿を我慢しないことなど、日常生活の中で気をつけていただきたい点についてもご説明します。
症状が軽く見える場合でも、途中で内服を中止すると再発の原因になることがあるため、処方されたお薬は指示された期間、最後まで服用することが大切です。
経過をみながら治療を進め、発熱を伴う場合や症状が長引く場合などには、必要に応じて専門医療機関と連携して対応します。
受診の目安
次のような症状がみられる場合は、早めの受診をおすすめします。
- 排尿時の痛みや違和感がある
- トイレが近い、残尿感が続く
- 尿が濁る、血が混じる
- 下腹部の痛みがある
- 発熱や背中の痛みを伴う
特に、発熱や腰・背中の痛みを伴う場合は、腎臓まで感染が広がっている可能性もあります。
症状が軽く見えても、繰り返す場合は原因の確認が重要です。
-
尿路感染症が疑われる場合
血尿とともに排尿時の違和感や頻尿がある場合はご相談ください。
尿路結石
尿路結石は、腎臓や尿管、膀胱にできた結石が尿路を刺激・損傷することで血尿が出る病気です。
強い腰や背中の痛みを伴うこともあれば、痛みがほとんどなく血尿だけが見つかるケースもあります。
結石の位置や大きさによって症状の出方が異なります。
当院で行う検査
症状の経過や痛みの有無について詳しくお伺いします。
腰や背中の痛み、血尿の有無、排尿時の違和感などを確認します。
- 尿検査(血尿や感染の有無を確認)
- 超音波検査(腎臓・尿管・膀胱の状態確認)
- 腹部レントゲン検査(結石の位置を確認)
結石の正確な大きさ、位置を確認する場合、また同時に発熱がある場合にはCT検査を追加します。
治療方法
結石の大きさや症状に応じて治療を行います。
結石が、小さい場合は1日2リットル以上の水分摂取、α1遮断薬(尿管を広げる)、結石溶解作用のあるウラジロガシエキス(ウロカルン)、漢方(猪苓散)などの内服で経過観察していきます。
痛みが強い場合は、鎮痛剤を処方し痛みを和らげます。
結石が大きく排出されにくい場合は、体外衝撃波破砕術や経尿道的尿管結石破砕術が必要となるため、専門医療機関にご紹介をさせていただきます。
受診の目安
次のような症状がみられる場合は、早めの受診をおすすめします。
- 腰や背中に強い痛みがある
- 尿に血が混じる
- 排尿時に違和感がある
- 吐き気や発熱を伴う
- 痛みが繰り返し起こる
結石の大きさや場所によって症状が変わりますので、気になることがあれば早めにご相談ください。
悪性腫瘍
(尿管癌、膀胱癌、腎癌、前立腺癌(男性のみ)など)
膀胱癌や腎臓癌などの悪性腫瘍では、痛みなどの自覚症状はほとんどなく、血尿がきっかけで見つかることが多いです。
早期発見のためにも、血尿が出たら年齢のせい、体調が悪いからと放置せず必ず泌尿器科を受診ください。
当院で行う検査
症状の経過や血尿の有無について詳しくお伺いします。
痛みを伴わない血尿、排尿時の違和感、腰や背中の違和感などを確認します。
必要に応じて、
- 尿検査(血尿や異常細胞の有無を確認)
- 超音波検査(腎臓・膀胱の状態確認)
- CTやMRIなどの画像検査
- 膀胱鏡検査
- 男性の場合、PSA(前立腺癌マーカー)
をチェックします。
こちらの検査から異常が疑われる場合は、速やかに専門医療機関にご紹介させていただきます。
治療方法
当院では、検査結果をもとに治療方針を検討いたします。
当院で治療が困難と判断される場合や、精密検査や専門的な治療や手術が必要とされる場合には、速やかに適切な医療機関へご紹介します。
受診の目安
次のような症状がみられる場合は、早めの受診をおすすめします。
- 痛みを伴わない血尿がある
- 血尿を繰り返している
- 排尿時の違和感が続く
- 腰や背中に違和感がある
- 原因不明の体重減少や倦怠感がある
癌による血尿は、他に痛みなどの自覚症状がなく血尿だけがきっかけで見つかることがほとんどです。
血尿が見られれば放置せず、必ず泌尿器科を受診ください。
-
原因不明の血尿がある場合
痛みがなくても血尿が続く場合は一度ご相談ください。
膀胱がん
膀胱がんは、膀胱の内側の粘膜から発生するがんです。初期症状は「痛みなどの症状を伴わない血尿」が多いです。
当院で行う検査
- 問診(血尿の有無、排尿痛の有無、喫煙歴(最大のリスク要因))
- 尿検査・尿細胞診
- 超音波検査(膀胱内に腫瘍が突出していないかを確認)
- 膀胱鏡検査(内視鏡を挿入し、膀胱の内部を直接観察)
- CT・MRI検査(必要に応じて近隣の総合医療機関にご紹介)
治療方法
- TURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術):尿道から電気メスで腫瘍を削る治療。
- 膀胱内注入療法(抗がん剤やBCGを膀胱内に直接注入)
診断がついた場合や上記治療が必要となれば、迅速に近隣の総合医療機関にご紹介します。
受診の目安
- 「痛みがないのに血尿が出た」
- 尿の色が赤、または茶褐色になった(一度きりで止まった場合も要注意)
薬剤による血尿
(サリチル酸、サルファ剤など)
薬剤による血尿は、特定の薬を服用した際の副作用として、尿路粘膜が傷ついたり腎臓へ負担がかかったりすることで尿に血が混じる状態です。
当院で行う検査
まずは詳しい問診が中心になります。
- 服薬履歴の確認(現在服用中の薬やサプリメントの種類・期間を詳しく聴取)
- いつ頃から続いているか
そのうえで必要に応じて、
- 尿検査・尿沈査(顕微鏡で尿中の赤血球の形をチェック)
- 超音波検査(膀胱や腎臓の状態確認)
治療方法
- 原因薬剤の中止・変更(医師の指示のもと行います)
- 水分摂取(結晶が原因の場合は水分を多く摂って尿量を増やす)
- 対症療法(炎症がひどい場合は抗炎症薬や止血剤を使用)
受診の目安
- アスピリン等(サリチル酸系薬)の服用後に目に見える血尿が現れた
- お薬を飲み始めてから尿の色が変わった
お薬を飲み始めてから尿の色が変わったときは、体からの小さなサインかもしれません。自己判断で中止せず、まずは処方薬をお持ちのうえでご相談ください。
糸球体性血尿
糸球体性血尿は、腎臓のろ過装置である「糸球体」が、炎症や損傷によって壊れ、本来は漏れ出さないはずの赤血球が尿に漏れ出している状態です。主な原因はIgA腎症などの腎疾患です。当院は腎臓の専門医が対応しますので、何なりとご相談ください。
当院で行う検査
- 尿検査・顕微鏡検査(変形赤血球の確認)
- 血液検査(腎機能の確認)
- 超音波検査
確定診断が必要な場合は腎生検を行うケースもあります(近隣の総合医療機関にご紹介)。
治療方法
- 食事療法(塩分制限・タンパク質制限)
- 血圧管理(降圧薬による厳格なコントロール)
- 免疫抑制療法(ステロイド薬などを用いて炎症を抑える)
受診の目安
- 鮮やかな赤ではなく、茶褐色(紅茶やコーラ色)の尿が出た
- 健康診断で「潜血陽性」と言われた
- タンパク尿が合併していると指摘された
まとめ
血尿は尿路感染症や結石だけでなく悪性腫瘍といった重大な病気のサインでもあります。血尿に気づいた際は必ず泌尿器科を受診ください。
残尿感がある
排尿後もスッキリしない
残尿感の悩み
排尿したはずなのに、まだ尿が残っているように感じる。
――このような残尿感に悩んでいませんか。回数は多くないのに、スッキリしない状態が続くと、不安やストレスにつながることがあります。
残尿感は一時的な体調変化で起こることもありますが、膀胱や尿路のトラブルが関係している場合もあります。症状が続く場合は、原因を整理しておくことが大切です。
- 排尿後も尿が残っている感じがする
- すぐにまたトイレに行きたくなる
- 排尿してもスッキリしない
- 少量ずつ何度もトイレに行く
- 下腹部に違和感がある
- 尿の勢いが弱く感じる
- トイレの後も不快感が残る
- 以前より排尿の感覚が変わった
症状から考えられること
残尿感は、膀胱内の尿が完全に排出されていない場合だけでなく、膀胱や尿道の感覚が過敏になっていることで生じることもあります。実際に尿が残っていない場合でも、不快感として残尿感を自覚するケースがあります。
膀胱の炎症や神経の働き、排尿の仕組みに関わるトラブルが隠れていることもあるため、症状が続く場合は注意が必要です。
考えられる主な病気
-
膀胱炎(尿路感染症)
炎症により排尿後の違和感や残尿感が出ることがあります。 -
神経因性膀胱
膀胱の神経の働きにより、尿がうまく出し切れない状態です。 -
間質性膀胱炎
感染がないにもかかわらず、膀胱に痛みや強い尿意・残尿感が続く状態です。 -
GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)
女性ホルモンの低下により、残尿感・頻尿・膣の乾燥などが起こる状態です。 -
MUFS(筋膜性頻尿症候群)/ MPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)
骨盤周囲の筋肉や筋膜の緊張により、残尿感や頻尿が生じる状態です。
膀胱炎
(尿路感染症)
膀胱炎は、細菌感染などにより膀胱に炎症が起こる状態です。トイレが近い、残尿感がある、排尿時に違和感があるといった症状が出ることがあります。
女性は尿道が短いことなどから膀胱炎が起こりやすいとされ、繰り返す方もいます。
放置すると症状が長引くことがあるため、早めの確認が大切です。
当院で行う検査
まずは症状について詳しくお伺いします。
- 排尿時の痛みや違和感の有無
- 頻尿、残尿感、血尿の有無
- 発熱や腰の痛みがないか
そのうえで、
- 尿検査(細菌・白血球・血尿の有無を確認)
を行い、膀胱炎の可能性を判断します。
症状が強い場合や繰り返している場合には、
- 尿培養検査(原因菌の特定)
- 超音波検査
などを追加することもあります。
治療方法
主にお薬による治療が中心です。
- 抗菌薬(原因となる細菌を抑えるお薬)
- 痛みや不快感を和らげるお薬
- 痛みが強い場合は鎮痛薬
を症状に合わせて処方します。
あわせて、
- 水分をしっかりとる
- 尿を我慢しない
- 体を冷やさない
などの生活上の注意をお伝えすることもあります。
多くの場合、数日〜1週間程度で症状は軽くなりますが、自己判断で服薬を中止せず、処方された期間は最後まで内服することが大切です。
受診の目安
次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
- 排尿時の痛みや違和感がある
- トイレが近い、残尿感が続く
- 尿が濁る、血が混じる
- 下腹部の痛みがある
- 発熱や背中の痛みを伴う
特に、発熱や腰の痛みがある場合は腎臓まで感染が広がっている可能性もあるため、早めの確認が重要です。
-
早めの受診が必要な場合
発熱や腰の痛みを伴う場合は、早めの受診をお勧めします。
神経因性膀胱
神経因性膀胱は、排尿に関わる神経の働きが乱れることで、膀胱や尿道の連動がうまくいかなくなる状態です。尿が出にくい、出し切れない、残尿感が強いといった症状として現れることがあります。
体の状態や背景によって症状の出方はさまざまで、日によって波が出ることもあります。排尿のタイミングがつかみにくい、排尿に時間がかかると感じる場合は、原因を整理することが大切です。
放置すると残尿が増え、違和感や感染につながる場合もあるため、気になる変化が続く場合は早めの確認が安心です。
当院で行う検査
神経因性膀胱が疑われる場合は、まず症状の経過や生活への影響について詳しくお伺いします。排尿のしづらさや残尿感の有無、排尿にかかる時間などを確認し、現在の状態を整理します。
- 排尿の出にくさ・残尿感の有無
- 症状が出始めた時期
- 日常生活への影響
- 服用中のお薬の確認
必要に応じて尿検査や超音波検査を行い、残尿量や膀胱の状態を評価します。
背景にある病気や神経の影響が疑われる場合は、追加検査を検討することもあります。
治療方法
症状の程度や生活状況に合わせて治療方針を決定します。主に排尿をスムーズにするためのお薬を使用しながら、残尿が多い場合は経過を見つつ治療内容を調整します。
薬物療法
- 膀胱の過緊張を抑える薬(β3刺激薬や抗コリン薬)
- 排尿を助けるお薬(ジスチグミン臭化物)
- 残尿を減らす目的のお薬(α1遮断薬)
生活指導
- 排尿のタイミングを整える工夫
- 水分摂取のバランス調整
- 排尿姿勢や腹圧のかけ方の見直し
症状が強い場合や改善が乏しい場合には、より詳しい評価が必要となることがあり、その際は適切な医療機関をご案内します。
受診の目安
- 尿が出にくい、出るまで時間がかかる
- 排尿後もスッキリしない感じが続く
- 尿が途中で途切れる
- 頻繁にトイレに行きたくなる
- 残尿感や違和感が続く
こうした症状が続く場合は、早めにご相談ください。状態を確認することで、今後の対策を立てやすくなります。
-
神経因性膀胱が疑われる場合
尿が出にくい状態が続く、残尿感が強い、排尿に時間がかかる場合はご相談ください。 -
早めの受診が必要な場合
尿がほとんど出ない状態や、強い下腹部の張り・痛みを伴う場合は、早めの受診をおすすめします。
間質性膀胱炎
間質性膀胱炎は、膀胱の粘膜が薄くなるなどの原因で、尿が溜まる際に下腹部に激しい痛みや強い尿意(尿意亢進)を感じる病気です。細菌感染による一般的な膀胱炎とは異なり、抗生物質が効かないのが特徴です。
当院で行う検査
他の疾患を除外しながら、間質性膀胱炎特有の症状を確認します。
- 痛みが出るタイミング(尿が溜まった時に痛み、出すと楽になるか)
- 1日の排尿回数
そのうえで必要に応じて、
- 尿検査
- 排尿日誌(数日間、飲んだ水の量と排尿した量・時間を記録)
- 膀胱鏡検査(膀胱内に特有の炎症(ハンナ病変)や出血がないかを確認)
治療方法
- 食事療法・生活指導(刺激物(強いスパイス、高カリウム食品、柑橘類、アルコール、カフェインなど)を控える)
- 薬物療法(膀胱粘膜を保護するお薬や、痛み・過敏を抑えるお薬)
- 膀胱水圧拡張術(麻酔下で膀胱に水分を注入し、縮まった膀胱を広げる治療)
受診の目安
- 尿が溜まると下腹部や尿道付近が痛む
- 常に強い尿意があり、1日に何度もトイレに行く
GSM
(閉経関連泌尿生殖器症候群)
閉経に伴う女性ホルモンの減少により、デリケートゾーンや泌尿器に現れる膣の乾燥・萎縮、性交痛、尿漏れ・残尿感・頻尿などのさまざまな不快な症状を総称して「GSM」と呼びます。加齢による自然な変化ではありますが、適切にケアをすることで症状の改善が期待できます。
当院で行う検査
まずは詳しい問診が中心になります。
- 症状の内容(乾燥感、かゆみ、性交時の痛み、頻尿、尿漏れ、残尿感など)
- いつ頃から続いているか
- 日常生活への影響、服用中のお薬の確認
そのうえで必要に応じて、
- 尿検査(膀胱炎などの感染がないかを確認)
- 視診(外陰部や腟粘膜の乾燥・萎縮の程度を確認)
- 内診(「ふわふわ」の減少を確認)
治療方法
症状の程度や生活スタイルに合わせて、最適な方法をご提案します。
生活指導・セルフケア
- デリケートゾーン専用の洗浄剤や保湿剤の使用
- 洗いすぎの禁止
- 骨盤底筋体操(尿漏れや頻尿がある場合)
薬物療法
- 局所エストロゲン療法(腟錠や塗り薬)
- 保湿剤・潤滑剤
- 漢方薬
レーザー治療(自費診療)
レーザーを用いて粘膜の再生を促し、組織の潤いや弾力を取り戻す治療法です。当院ではyoniHIFUという膣ハイフも用いて治療します。
受診の目安
- 以前よりも尿が近くなった、または我慢が難しくなった
- デリケートゾーンのヒリヒリ感が続いている
MUFS
(筋膜性頻尿症候群)/
MPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)
頻尿や残尿感がありながら、検査をしても膀胱や前立腺に異常が見つからない場合、骨盤周りの筋肉や筋膜の硬直が原因となっている可能性があります。これを「MUFS(筋膜性頻尿症候群)」または「MPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)」と呼びます。
近年になって解明が進んできていますが、今でも慢性前立腺炎や慢性膀胱炎などと言われ、適切な治療がされていない患者様は多くいらっしゃいます。
当院で行う検査
まずは詳しい問診に加え、筋肉の状態を確認することが重要になります。
- 症状の内容(頻尿、残尿感、下腹部や会陰部の違和感・鈍痛など)
- 生活習慣(デスクワークの長さ、運動習慣、ストレスの有無)
- 過去の治療歴(お薬の効果があったかどうか)
そのうえで必要に応じて、
- 触診(骨盤周りの筋肉(下腹部、内もも、臀部など)にトリガーポイントがないかを確認)
- 尿検査・超音波検査(膀胱炎や結石、癌など他の病気が隠れていないかを除外)
- 残尿測定(実際に尿が残っているのか、感覚的なものかを客観的に判断)
症状が強い場合や他の病気が疑われる場合は、CT、MRIなどの追加検査を行うケースもあります。
治療方法
筋肉の緊張をほぐし、神経の過敏を抑えるアプローチを組み合わせて行います。
理学療法・ストレッチ
- 骨盤底筋の弛緩トレーニング(鍛えるのではなく「緩める」練習)
- 股関節・臀部のストレッチ(筋膜のこわばりを解消)
生活指導
- 長時間のデスクワークや同一姿勢の改善(こまめに動く)
- 冷え対策(入浴による温熱効果)
- ストレス管理(リラクゼーション)
薬物療法・その他
- 筋弛緩薬(ボトックスにより筋肉の過剰な緊張を和らげます)(自費治療)
- 漢方薬(血流改善・内臓の過敏を抑える処方)
- 鎮痛薬(痛みや違和感が強い場合に一時的に併用)
- 筋膜リリース(生理食塩水により筋膜をはがす)(自費治療)
受診の目安
次のような場合は、筋肉や筋膜に原因があるかもしれません。
- 尿検査や一般的な頻尿の薬で改善が見られない
- 座りっぱなしの仕事が多く、腰痛や股関節の硬さを感じている
- 朝よりも、夕方や疲れが溜まった時に症状が強くなる
- 下腹部や股関節周りを押すと、じわっと響くような痛みや尿意を感じる
- 病院で「異常なし」と言われたが、不快な症状が続いている
MUFS/MPPSは適切なリラクゼーションと治療で改善が可能な病態です。気になる症状があれば、まずはお話をお聞かせください。
まとめ
残尿感は、膀胱や尿路の炎症だけでなく、神経や筋肉の働きが関係している場合もあります。排尿後の違和感が続く場合は、我慢せず泌尿器科での相談をご検討ください。
トイレが近い
トイレが近い
頻尿の悩み
日中や夜間にトイレへ行く回数が増えた、外出先でもトイレの場所が気になる。
――このような変化に心当たりはありませんか。頻尿は女性にも多いお悩みで、体質や生活習慣、年齢の影響と思って様子を見てしまう方も少なくありません。
しかし、頻尿の背景には膀胱の働きや尿路の炎症など、泌尿器科で確認した方がよい状態が関係していることがあります。症状の出方や続き方に注目することが大切です。
- トイレに行く回数が増えた
- 外出中もトイレが気になる
- 夜中に何度もトイレで目が覚める
- 急に尿意を感じ、トイレに間に合わなくなった
- 排尿量は少ないのに回数が多い
- 仕事や睡眠に影響している
- トイレを気にして水分を控えるようになった
症状から考えられること
トイレが近い症状は、膀胱が刺激に敏感になっていたり、尿をためる働きがうまくいっていないサインとして現れることがあります。冷えや水分量の影響だけでなく、膀胱や尿道の変化が関係している場合もあります。
日中だけでなく夜間に何度もトイレに起きる場合や、急な尿意を繰り返す場合は、原因を調べておくことが必要です。
考えられる主な病気
-
過活動膀胱
膀胱が敏感になり、尿意を強く感じやすくなる状態です。 -
膀胱炎(尿路感染症)
炎症により頻尿や違和感が出ることがあります。 -
膀胱がん
「痛みのない血尿」が初期症状として現れることがある、膀胱の粘膜から発生するがんです。 -
間質性膀胱炎
感染がないにもかかわらず、膀胱に痛みや強い尿意・頻尿が続く状態です。 -
GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)
女性ホルモンの低下により、頻尿・尿漏れ・膣の乾燥などが起こる状態です。 -
MUFS(筋膜性頻尿症候群)/ MPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)
骨盤周囲の筋肉や筋膜の緊張により、頻尿や尿意切迫感などが生じる状態です。 - 急性膀胱炎
細菌感染によって膀胱に炎症が起こり、排尿時の痛みや頻尿、残尿感などの症状があらわれます。 - 神経因性膀胱
神経の障害により膀胱の働きがうまく調整できなくなり、尿が出にくい・もれるなどの症状が起こる状態です。 - 尿路結石症(尿路結石・膀胱結石)
尿の通り道に結石ができる病気で、強い痛みや血尿、排尿時の違和感などを引き起こします。
過活動膀胱
過活動膀胱は、膀胱が過敏になり、尿が十分に溜まっていなくても強い尿意を感じる状態です。突然トイレに行きたくなる、我慢しにくいといった症状が目立つことがあります。
頻尿が続くことで外出が不安になったり、夜間に何度も目が覚めて睡眠に影響するケースもあります。
生活の中で困りごとが増えている場合は、状態を確認しておくことが大切です。
当院で行う検査
まずは詳しい問診が中心になります。
- 症状の内容(頻尿・尿意切迫感・夜間頻尿など)
- いつ頃から続いているか
- 日常生活への影響
- 服用中のお薬の確認
そのうえで必要に応じて、
- 尿検査(感染や血尿の有無を確認)
- 残尿測定(排尿後に膀胱内に尿が残っていないか)
- 超音波検査(膀胱や腎臓、前立腺(男性のみ)の状態確認)
などを行うことがあります。
症状が強い場合や他の病気が疑われる場合は、CT、MRI、膀胱鏡などの追加検査を行うケースもあります。
治療方法
症状の程度や生活状況に合わせて組み合わせて行います。
生活指導
- 水分のとり方の調整
- カフェインやアルコールの控えめ
- 膀胱トレーニング
- 骨盤底筋体操
など、日常生活の見直しから始めることがあります。
薬物療法
抗コリン薬(膀胱の過剰な収縮を抑える薬)や、β3受容体作動薬(膀胱をゆるめて尿をためやすくする薬)を用いて治療を行います。
受診の目安
次のような場合は、一度受診をお勧めします。
- 急な尿意や頻尿が続いている
- 夜間に何度もトイレで目が覚める
- 外出が不安になるほど尿意が強い
- 我慢が難しく、生活に支障が出ている
- 市販薬や生活改善だけでは良くならない
「年齢のせいかな」と我慢される方も多いですが、早めに相談することで楽になるケースも少なくありません。
膀胱炎
(尿路感染症)
膀胱炎は、細菌感染などにより膀胱に炎症が起こる状態です。トイレが近い、残尿感がある、排尿時に違和感があるといった症状が出ることがあります。
女性は尿道が短いことなどから膀胱炎が起こりやすいとされ、繰り返す方もいます。
放置すると症状が長引くことがあるため、早めの確認が大切です。
当院で行う検査
まずは症状について詳しくお伺いします。
- 排尿時の痛みや違和感の有無
- 頻尿、残尿感、血尿の有無
- 発熱や腰の痛みがないか
そのうえで、
- 尿検査(細菌・白血球・血尿の有無を確認)
を行い、膀胱炎の可能性を判断します。
症状が強い場合や繰り返している場合には、
- 尿培養検査(原因菌の特定)
- 超音波検査
- GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)を疑い、膣PHを測定
などを追加することもあります。
治療方法
主にお薬による治療が中心です。
- 抗菌薬
- 痛みが強い場合は鎮痛薬
を症状に合わせて処方します。
あわせて、
- 水分をしっかりとる
- 尿を我慢しない
- 体を冷やさない
などの生活上の注意をお伝えすることもあります。
多くの場合、数日〜1週間程度で症状は軽くなりますが、自己判断で服薬を中止せず、処方された期間は最後まで内服することが大切です。
またGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)が疑われる場合、エストロゲン膣錠、陰部の保湿、膣レーザー(膣ハイフ)で治療を行います。
受診の目安
次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
- 排尿時の痛みや違和感がある
- トイレが近い、残尿感が続く
- 尿が濁る、血が混じる
- 下腹部の痛みがある
- 発熱や背中の痛みを伴う
特に、発熱や腰の痛みがある場合は腎臓まで感染が広がっている可能性もあるため、早めの確認が重要です。
-
早めの受診が必要な場合
発熱や腰の痛みを伴う場合は、早めの受診をお勧めします。
膀胱がん
膀胱がんは、膀胱の内側の粘膜から発生するがんです。最も多い初期症状は「痛みなどの症状を伴わない血尿」で、早期に発見できれば内視鏡による手術で治療が可能です。
当院で行う検査
問診では以下の内容を確認します。
- 血尿の有無(目で見て赤いか、健康診断の指摘か)
- 排尿時の痛みの有無
- 喫煙歴(喫煙は膀胱がんの最大のリスク要因です)
そのうえで必要に応じて、
- 尿検査・尿細胞診(尿の中にがん細胞が混じっていないかを詳しく調べます)
- 超音波検査(膀胱内に腫瘍が突出していないかを確認)
- 膀胱鏡検査(内視鏡を挿入し、膀胱の内部を直接観察して腫瘍の有無を確認)
- CT・MRI検査(がんの広がりや転移の確認。必要に応じて近隣の総合医療機関にご紹介)
治療方法
- TURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術):尿道から電気メスで腫瘍を削る治療。お腹を切らずに治療可能。
- 膀胱内注入療法(抗がん剤やBCGを膀胱内に直接注入)
診断がついた場合や上記治療が必要となれば、迅速に近隣の総合医療機関にご紹介します。
受診の目安
- 尿の色が赤、または茶褐色になった(一度きりで止まった場合も要注意です)
- 健康診断で「潜血(血尿)」を指摘される
「一度きりの血尿だから」「痛くないから」と放置せず、念のため受診しておきましょう。
間質性膀胱炎
間質性膀胱炎は、膀胱の粘膜が薄くなるなどの原因で、尿が溜まる際に下腹部に激しい痛みや強い尿意(尿意亢進)を感じる病気です。細菌感染による一般的な膀胱炎とは異なり、抗生物質が効かないのが特徴です。
当院で行う検査
他の疾患を除外しながら、間質性膀胱炎特有の症状を確認します。
- 痛みが出るタイミング(尿が溜まった時に痛み、出すと楽になるか)
- 1日の排尿回数(非常に多い頻尿がみられることがあります)
そのうえで必要に応じて、
- 尿検査
- 排尿日誌(数日間、飲んだ水の量と排尿した量・時間を記録)
- 膀胱鏡検査(膀胱内に特有の炎症(ハンナ病変)や出血がないかを確認)
治療方法
生活習慣の改善とお薬による治療を並行して行います。
- 食事療法・生活指導(刺激物(強いスパイス、高カリウム食品、柑橘類、アルコール、カフェインなど)を控える)
- 薬物療法(膀胱粘膜を保護するお薬や、痛み・過敏を抑えるお薬)
- 膀胱水圧拡張術(麻酔下で膀胱に水分を注入し、縮まった膀胱を広げる治療)
受診の目安
- 尿が溜まると下腹部や尿道付近が痛む
- 常に強い尿意があり、1日に何度も(15回以上など)トイレに行く
GSM
(閉経関連泌尿生殖器症候群)
閉経に伴う女性ホルモンの減少により、デリケートゾーンや泌尿器に現れる膣の乾燥・萎縮、性交痛、尿漏れ・頻尿などのさまざまな不快な症状を総称して「GSM」と呼びます。加齢による自然な変化ではありますが、適切にケアをすることで症状の改善が期待できます。
最近は研究が進み病態がより明らかになって治療の幅が広がってきました。ただ今でも広く認知されているわけではなく、治療法がないと言われて悩まれている患者様は多数いると推察されます。
当院で行う検査
まずは詳しい問診が中心になります。
- 症状の内容(乾燥感、かゆみ、性交時の痛み、頻尿、尿漏れなど)
- いつ頃から続いているか
- 日常生活への影響、服用中のお薬の確認
そのうえで必要に応じて、
- 尿検査(膀胱炎などの感染がないかを確認)
- 視診(外陰部や腟粘膜の状態(乾燥や萎縮の程度)を確認)
- 超音波検査(膀胱や子宮の状態、残尿がないかなどを確認)
- 内診・膣培養検査・膣pH検査(必要に応じて)
治療方法
症状の程度や生活スタイルに合わせて、最適な方法をご提案します。
生活指導・セルフケア
- デリケートゾーン専用の洗浄剤や保湿剤の使用
- 洗いすぎの禁止
- 骨盤底筋体操(尿漏れや頻尿がある場合)
薬物療法
- 局所エストロゲン療法(腟錠や塗り薬)
- 保湿剤・潤滑剤
- 漢方薬
レーザー治療(自費診療)
レーザーを用いて粘膜の再生を促し、組織の潤いや弾力を取り戻す治療法です。当院ではyoniHIFUという膣ハイフも用いて治療します。
受診の目安
- デリケートゾーンの乾燥、かゆみ、ヒリヒリ感が続いている
- 以前よりも尿が近くなった、または我慢が難しくなった
- 繰り返す膀胱炎のような症状がある
- ほかの病院では治療法がないと言われた
「年齢のせいだから仕方ない」と一人で悩まれる方も多いですが、GSMは治療によって生活の質(QOL)を大きく改善できる病気です。
MUFS
(筋膜性頻尿症候群)/
MPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)
頻尿や残尿感がありながら、検査をしても膀胱や前立腺に異常が見つからない場合、骨盤周りの筋肉や筋膜の硬直が原因となっている可能性があります。これを「MUFS(筋膜性頻尿症候群)」または「MPPS(筋筋膜性骨盤疼痛症候群)」と呼びます。
近年になって解明が進んできていますが、今でも慢性前立腺炎や慢性膀胱炎などと言われ、適切な治療がされていない患者様は多くいらっしゃいます。
当院で行う検査
まずは詳しい問診に加え、筋肉の状態を確認することが重要になります。
- 症状の内容(頻尿、残尿感、下腹部や会陰部の違和感・鈍痛など)
- 生活習慣(デスクワークの長さ、運動習慣、ストレスの有無)
- 過去の治療歴(お薬の効果があったかどうか)
そのうえで必要に応じて、
- 触診(骨盤周りの筋肉(下腹部、内もも、臀部など)にトリガーポイントがないかを確認)
- 尿検査・超音波検査(膀胱炎や結石、癌など他の病気が隠れていないかを除外)
- 残尿測定(実際に尿が残っているのか、感覚的なものかを客観的に判断)
症状が強い場合や他の病気が疑われる場合は、CT、MRIなどの追加検査を行うケースもあります。
治療方法
筋肉の緊張をほぐし、神経の過敏を抑えるアプローチを組み合わせて行います。
理学療法・ストレッチ
- 骨盤底筋の弛緩トレーニング(鍛えるのではなく「緩める」練習)
- 股関節・臀部のストレッチ(筋膜のこわばりを解消)
生活指導
- 長時間のデスクワークや同一姿勢の改善(こまめに動く)
- 冷え対策(入浴による温熱効果)
- ストレス管理(リラクゼーション)
薬物療法・その他
- 筋弛緩薬(ボトックスにより筋肉の過剰な緊張を和らげます)(自費治療)
- 漢方薬(血流改善・内臓の過敏を抑える処方)
- 鎮痛薬(痛みや違和感が強い場合に一時的に併用)
- 筋膜リリース(生理食塩水により筋膜をはがす)(自費治療)
受診の目安
次のような場合は、筋肉や筋膜に原因があるかもしれません。
- 尿検査や一般的な頻尿の薬で改善が見られない
- 座りっぱなしの仕事が多く、腰痛や股関節の硬さを感じている
- 朝よりも、夕方や疲れが溜まった時に症状が強くなる
- 下腹部や股関節周りを押すと、じわっと響くような痛みや尿意を感じる
- 病院で「異常なし」と言われたが、不快な症状が続いている
MUFS/MPPSは適切なリラクゼーションと治療で改善が可能な病態です。気になる症状があれば、まずはお話をお聞かせください。
まとめ
トイレが近い症状は、体質だけでなく膀胱の働きや炎症などが関係している可能性があります。頻尿が続く場合や生活に支障が出ている場合は、泌尿器科での相談をご検討ください。
INFOMATION
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
| 10:00 ~ 13:00 |
● | ● | ー | ● | ● | ● | ※ |
| 13:30 ~ 15:30 |
◎ | ◎ | ー | ◎ | ◎ | ◎ | ※ |
| 16:00 ~ 19:00 |
● | ● | ー | ● | ● | ● | ※ |
◎=自費診療/手術
※=第2・第4日曜日は診療
名鉄刈谷駅
JR刈谷駅
提携駐車場:
隣接の名鉄協商パーキング
FEATURE
泌尿器、皮膚科、美容皮膚科、内科と幅広く対応
当院では、性別関係なく、男性・女性それぞれの泌尿器科診療にも対応しており、幅広い年齢層のお悩みにお応えしています。
皮膚科では、湿疹やニキビなどの一般的な保険診保険治療に加えて、お肌に関する美容治療も行なっており、美容と機能の両面からサポートいたします。
泌尿器科、皮膚科、美容皮膚科、内科と幅広く扱うことで、複合的なお悩みにも一つのクリニックで対応が可能です。
日本泌尿器科学会認定専門医
私は、日本泌尿器科学会認定の専門医として、これまで名古屋大学附属病院や愛知医科大学病院などの総合病院で多くの患者様を診療してまいりました。その中で培った豊富な経験と専門知識を活かし、地域の皆様に質の高い医療を提供したいと考えています。
泌尿器科疾患全般に対し、専門医ならではの視点で的確な診断を行い、患者様一人ひとりに最適な治療をご提案します。
美容クリニック院長歴任/
豊富な皮膚科保険診療の実績
私は美容クリニックの院長として培った高度な技術を活かし、医学的根拠に基づいた質の高い美容医療を提供しています。
同時に、皮膚科クリニックでの豊富な実務経験も持ち合わせており、日常のお悩みに対する「保険診療」もしっかりと行えるのが当院の強みです。保険診療から自由診療まで、培った多彩な経験で皆様の健やかさと美しさをサポートいたします。
内科専門医による診察
当院では、泌尿器科、皮膚科、美容皮膚科に加えて内科専門医が非常勤として勤務しております。
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