淋菌感染症(淋病)
【淋菌感染症(淋病)】
淋菌感染症は、淋菌という細菌が尿道や膣、喉などの粘膜に感染する病気です。 男性は比較的強い症状が出やすく気づきやすい一方で、女性は自覚症状が非常に乏しいため、気づかないうちに感染が長期化・重症化しやすい特徴があります。また、クラミジアと同時に感染しているケースも多く見られます。
当院で行う検査
問診で症状をお聞きしたうえで、疑わしい部位の検査を行います。
尿検査(男女共通):尿を採取して淋菌の遺伝子を確認します。
膣分泌物検査(女性のみ):綿棒を用いて膣内の分泌物を採取し、検査します。
うがい液検査(男女共通):喉への感染(咽頭淋病)が疑われる場合、うがい液を採取して検査します。
治療方法
淋菌は近年、飲み薬に対する耐性(薬が効かなくなること)が進んでいるため、注射による治療が一般的です。
抗菌薬の注射または点滴
原則として、高い効果が期待できる抗菌薬の点滴注射を1回行います。
治療開始から一定期間後に、菌が完全に消えたかを確認するための「再検査」が極めて重要です。パートナーも同時に検査・治療を行います。
受診の目安
次のような場合は、一度受診を検討されることが多いです。
【男性】尿道からドロッとした膿が出る、排尿時に激しい痛みがある
【女性】黄緑色のおりものが増えた、外陰部が腫れたり痛んだりする
喉の痛みや腫れが長引いている(オーラルセックスによる咽頭感染の疑い)
パートナーが淋菌感染症と診断された
淋菌感染症が疑われる場合 特に男性は痛みを伴うことが多いため、尿道の違和感や膿に気づいたら我慢せずご相談ください。
早めの受診が必要な場合 激しい排尿痛がある場合や、女性で強い下腹部痛・発熱がある場合は、骨盤腹膜炎などの合併症を防ぐため速やかな受診をおすすめします。