膣トリコモナス症

【膣トリコモナス症】

膣トリコモナス症は、トリコモナス原虫という目に見えない単細胞の寄生虫が、膣や尿道に感染して炎症を起こす病気です。 性行為による感染が主流ですが、生存力が強いため、下着、タオル、便器、浴槽などを介して感染することもあり、性交渉の経験がない方や子供に感染が見られることもあります。

当院で行う検査

顕微鏡を用いて原因である原虫を直接確認する検査が中心です。

膣分泌物検査(女性のみ):膣のおりものを採取し、顕微鏡で動いているトリコモナス原虫を確認します。

尿検査(男女共通):男性は尿道に寄生することが多いため、尿を採取して顕微鏡での観察や培養、遺伝子検査などを行います。

自費検査にはなりますが、PCR法で確認することも可能です(尿・膣分泌液)

※男性は尿と一緒に原虫が流れ出てしまうことが多く、検査で検出が難しいケースがあります。そのため、パートナーの女性が陽性の場合は無症状でも治療を行います。

治療方法

原虫を駆除する専用の駆虫薬を使用します。

抗トリコモナス薬の内服・膣錠

駆虫薬を数日間内服します。女性の場合は、内服薬に加えて膣内に直接挿入する膣錠を併用することもあります。

アルコールとこのお薬を一緒に摂取すると、悪酔いや嘔吐などの強い副反応が出ることがあるため、治療期間中の禁酒が必須です。

夫婦やパートナー間で同時に治療を完了させないと、再感染を繰り返すため、必ずお二人での治療を行います。

受診の目安

次のような場合は、一度受診を検討されることが多いです。

おりものの量が急に増え、泡状で生臭い(または魚が腐ったような)においがする

おりものの色が、黄色や緑色っぽくなっている

外陰部や膣の中に強いかゆみ、熱感、ただれがある

【男性】尿道から軽い分泌物が出る、排尿時や射精時に軽い痛みがある

膣トリコモナス症が疑われる場合 強いかゆみや独特なにおいのおりものは日常生活の大きなストレスになります。お薬でしっかりと駆除できますので早めにご相談ください。

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